プログラミングに挑戦したいけれど、何から始めればいいのかわからない…。
そんなふうに悩んだことはありませんか?
私もシングルマザーとして仕事と子育てを両立しながら、時間の限られた中で効率よく学ぶ必要がありました。
特にQAエンジニア(ソフトウェアのテストを行う仕事)にとって、Pythonは自動化やテストの効率化に欠かせない存在です。
この記事では、初心者の方でもつまずかずに「Python」と「VSCode」の環境を整えられるよう、手順を一つひとつ丁寧に紹介します。
この記事を読み終える頃には、プログラミングの第一歩を踏み出せますよ。
Pythonってなに?
Python(パイソン)は世界中で人気のあるプログラミング言語です。
読みやすくシンプルな文法なので、初めてコードを書く人にも向いています。
また、Web開発・データ分析・AI・テスト自動化など幅広い分野で利用されているため、学んでおいて損はありません。
QAエンジニアにとっても、Pythonを使えるとテスト作業を自動化できるようになります。
たとえば、何度も繰り返すテストをスクリプトに任せれば、時間を大きく節約できるのです。
Pythonの環境構築手順
- 公式サイトにアクセス
👉 Python公式サイト - 「Downloads」にカーソルを合わせて「Python X.X.X」をクリック
- ダウンロードしたexeファイルを実行
- セットアップ画面で「Add Python exe to PATH」にチェックを入れる
- 「Install Now」をクリック
- 「Setup was successful」と表示されたら「Close」をクリック
※インストールが終わったらexeファイルは削除して大丈夫です。
Pythonの動作確認
- PCの検索バーで「cmd」と入力し「コマンドプロンプト」を起動
python
と入力してEnter
バージョン情報と>>>
が表示されたら成功です- 続けて以下を入力してEnter
print("Hello World!")
- 「Hello World!」と表示されたら実行成功です
- 終了する際は
exit
と入力してEnter
これでPythonの準備は完了です。
簡単な動作確認をしましょう。
VSCodeってなに?
VSCode(Visual Studio Code)はMicrosoftが無料で提供しているプログラミング用エディタです。
シンプルながら拡張機能が豊富で、Python学習にも最適です。
テキストエディタと聞くとWordのようなものを想像するかもしれませんが、VSCodeはコードを書くために特化しているので効率よく学習できます。
VSCodeの環境構築手順
1. VSCodeのインストール
👉 VSCode公式サイト にアクセス
- 「Download」をクリック
- ダウンロードしたexeファイルを実行
- ライセンス同意にチェック → 「次へ」
- インストール先はデフォルトでOK
- スタートメニューの設定もデフォルトでOK
- 「追加タスクの選択」で「PATHへの追加」に必ずチェック
- 「インストール」をクリックし、完了したら終了
2. VSCodeの言語設定
初回起動時の表示は「英語」になっていると思います。
初回起動は英語ですが、簡単に日本語にできます。
- 左メニューの「Extensions(拡張機能)」アイコンをクリック
- 検索欄に「japanese」と入力
- 「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストール
- 右下に出る「Restart」をクリック
再起動後、日本語表示になっていれば成功です。
3. 必須の拡張機能
VSCodeをPython向けに使いやすくするために、いくつか拡張機能を入れましょう。
- Python
PythonをVSCodeで使うために必須の拡張機能です。 - Python Indent
コードのインデント(字下げ)を自動で整えてくれるので読みやすくなります。 - autoDocstring – Python Docstring Generator
Pythonコードの説明文(ドックストリング)を自動生成してくれる便利ツールです。
まとめ
PythonとVSCodeの環境構築は、一度手順を知ってしまえば意外と簡単です。
QAエンジニアとして効率化や自動化を進めるうえで、とても強力な武器になります。
ぜひ環境構築を足がかりに、次の一歩を踏み出してみてください。